ローコード開発ツール「TALON」を用いた生産性データ分析基盤構築
Nikki Fron 株式会社
切削加工機の生産性データ分析基盤の構築をご支援!
DX製品 開発ツール製品導入を検討した背景
NiKKi Fron株式会社では、主力製品であるフッ素樹脂製品の需要拡大に伴い、生産性と生産能力の向上に取組んでおります。
そこで、生産資源に関連するデータの収集・分析をして改善手法を確立する為、加工機の稼働状況や作業者による作業状況、作業者の配置状況をセンサーで収集、データサーバーに蓄積し、各データの集計分析を行う為、ローコード開発ツール「TALON」を採用して、生産性データ分析基盤を構築しました。
※センシングによるデータ収集とサーバへのデータ蓄積に関しては長野県工業技術総合センター様とNiKKi Fron様との共同研究により実施されています。
NSKのサービスをお選び頂いた理由
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Point
01- ローコード開発ツール「TALON」を採用した理由
- ローコード開発ツール「TALON」を採用した理由として、TALONにはブロックという概念が存在し、数多く存在する他のローコード開発ツールと異なり、多くの学習コストを掛けることなく、一般的な業務アプリケーション構築はもちろんのこと、Webグラフやガントチャートなどの表現力・自由度の高いシステム開発を、極めて高い生産性を担保しながら進められる点が挙げられます。
また、既存システムやクラウドサービスとの連携についても容易に行うことが出来ることから、将来的に生産計画等に係る別システムとのデータ統合を進めるフェーズでも問題なく活用を進めることが出来ることがポイントとなりました。
導入について
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- システム全体像/画面サンプル
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効果について
現在、加工機1台について、稼働データ、加工扉の開閉、作業者の有無の見える化とデータベース化を実現しています。各データを複合的に組み合わせ、Webブラウザ上に集計表示することが可能な為、改善点の洗い出しや効果検証を明確に行うことが出来る状況となりました。
お客様の声
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- 今後の展望
- 今後、他の加工機に対して横展開を図り、工場全体からデータ収集を行うとともに、生産計画等に係る別システムのデータとも統合させ、さらなる生産性と生産能力の向上を目指します。
お客様プロフィール
Nikki Fron株式会社
長野県長野市大字穂保409-2
http://www.nikkifron.com/index.html
NiKKi Fron 株式会社は、1896年に長野市善光寺のお膝元で麻問屋として創業しました。その後、麻と絹を材料としたパッキング材を、上田蚕糸専門学校( 現 信州大学繊維学部) との産学官連携により発明したことをきっかけに、1944年に商業から工業への転換を図り、現在の会社組織を設立致しました。従いまして創業からの歴史は120年を越えます。現在は、半導体産業、医薬品産業、自動車産業の分野にフッ素樹脂や繊維強化プラスチックといった最先端の素材や加工部品、そして機械装置を提供するメーカーに成長致しました。
活動拠点も本社長野以外に国内では東京に営業所、滋賀に工場、そして海外ではタイに工場、ベトナムに販売拠点を構え、グローバル競争に打ち克てる「技術ブランド NiKKi Fron」を目指して日々取り組んでいます。